【宜野湾】旧盆初日のウンケーを迎えた23日、米軍普天間飛行場では午前から夜間にかけてオスプレイやヘリコプターなどの米軍機が繰り返し飛行訓練し、先祖の出迎えの準備に追われる周辺地域に騒音をまき散らした。

 家族や親戚が集まり仏壇に供え物をして手を合わせる午後7時半ごろにも、プロペラ音やエンジン調整音が5分以上響いた。

 市喜友名を散歩中の男性(64)は「嫌だし、気になるがいつものこと。もう慣れてしまった」と話し、親戚宅に急いでいた別の男性(68)は「旧盆のだんらん時ぐらい静かにしてほしい」と憤った。

 日米両政府が1996年に合意した騒音防止協定では、普天間飛行場や嘉手納基地周辺を念頭に「周辺地域社会にとって特別に意義のある日は訓練飛行を最小限にする」としている。