在沖海兵隊「地域社会に不安を与えないことを約束」する先から、浦西中上空を飛びかい、地元を無視し津堅島で降下訓練
在沖海兵隊、公式 SNS で「地域社会に不安を与えないことを約束します」発信しながら、その日も浦西中学校の上空を飛びかう。
2019/6/6 沖縄タイムス
いつも我が物顔の米軍が
協定違反を繰り返すありさまを
我々は毎日文字通り見せつけられているのだが、
なぜ、自粛するのが米軍ではなく、学校側のこどもたちでなければならないのか、本土の皆さんにも共に考えてほしい。
米軍は落下物が米軍ヘリのものであることを認めたが、
① 謝罪の言葉どころか、「このテープは人や物に脅威を与えません」と、つるりと言いのけ、
いや、そういう問題ではないと言っている。そもそもなぜ学校の上空を飛行しているのかという話なのだ。下記に問題をまとめている。
ospreyfuanclub.hatenadiary.com
➁ 「地域社会に不安を与えないことを約束します」と言っている最中も、同じ学校の上空を何度も米軍ヘリの飛行が確認された。
そう。米軍は、落下物事件を起こした翌日も、相変わらず学校の上空を往来し、そのたびに生徒たちのほうが避難を強いられるのだ。
2019/06/05 18:50
男子部員らが上空でアメリカ軍のヘリコプターが飛んでいたのを見たと話していたことなどから沖縄防衛局がアメリカ軍のものかどうか調べていましたが、アメリカ軍はRBCの取材に対して普天間基地のCH−53ヘリのプロペラの部品であることを認めました。
こうした中、学校上空では5日放課後も飛行機やヘリが数回、飛び交う様子が確認され、その都度、部活動を中断して屋内に避難する場面がありました。
生徒たちは上空を指さし不安な表情を見せていました。学校側は今週いっぱい屋外での授業などを自粛するとしていますが中体連が近いため部活動は行う方針で、ヘリが近づいた際はただちに中断して近くの屋内施設に避難するとしています。
それだけではない。
眼下には定期船も漁船もいる。そんな場所で降下訓練しないでくれと何度言っても、悪質な嫌がらせそのもので、近年は執拗に降下訓練を繰りかえす。
地元がやらないでと言っているのに、今年6度目… 米軍が津堅島沖でパラシュート降下訓練
【うるま】米軍は5日午後、沖縄県うるま市の津堅島訓練場水域で、嘉手納基地所属のMC130H特殊作戦機を使用したパラシュート降下訓練を実施した。午後3時56分から同4時37分にかけて計9人が降下した。物資も一つ降下した。同水域での訓練は今年6度目。
米連邦航空局は4日、航空情報(ノータム)で実施計画を出していた。沖縄防衛局から訓練の連絡を受けた県とうるま市は中止を要請したが米軍は強行した。2017、18年は1年間で9回の降下訓練が同水域であり、県が1997年に確認し始めて以降、年間の最多を記録している。
いつものことだが、雲一つない天気でも、関係なく SACO 破り。
訓練の前後には付近を民間の船舶が航行する様子も見られました。
パラシュート降下訓練をめぐっては日米特別行動委員会「SACO」で天候の影響など例外的な場合を除いて伊江島補助飛行場に集約することで合意しています。
嘉手納にしてもそうだが、
近年、やりたい放題の押しつけ放題が増幅している。
そして日本政府はそのことをまったく対応すらせず、無視したまま、拠点を辺野古にうつせば負担が減るなどと詭弁を弄する。
拠点が沖縄から動くことなく、機能強化するための建設を強行して、いったい何が解決になるのか、
まず、
辺野古に移転すれば、
という論点そらしより先に、
今、解決しなければならないのは、
すべての在沖米軍基地運営の見直しである。
全体としてこれほど醜悪な在沖米軍基地の、わずか2%をたかだか37km先に移そうと、いったい何が変わるというのか、気休めにもならない。
うるま市女性殺害事件を思い出してほしい。
犯人の自宅から遺体遺棄現場までの距離は、走行距離にして45km以上だ。
米軍は、「地域社会に不安を与えないことを約束」と発信する先から、何の躊躇もなく同じ学校上空を飛びかい、津堅島でも地元無視で降下訓練を繰りかえす。
いうまでもないことだが、
米軍基地被害は、
基地のなかや、フェンスのすぐそばで起こっているのではない。
この沖縄で、
おこっていることだ。