米軍キャンプ瑞慶覧の海兵隊員、強制わいせつ傷害。那覇市住宅街で髪を後ろからつかんで路地裏に引きずりこんだ
2012/8/18付
那覇市の路上で40代女性にわいせつな行為をしてけがをさせたとして、沖縄県警は18日、米軍キャンプ瑞慶覧(同県北中城村など)所属の海兵隊伍長イアン・ターバー容疑者(21)を強制わいせつ致傷容疑で逮捕した。「倒れている女性を介抱しただけだ」と容疑を否認している。
逮捕容疑は18日午前4時半ごろ、那覇市で女性を引っ張り倒し、わいせつな行為をして頭部打撲などで約1週間のけがを負わせた疑い。
県警によると、現場は那覇市の住宅街。ターバー容疑者は女性の髪を後ろからつかんで倒し、人けのない路地裏に引きずり込んだ。女性の悲鳴を聞いた住民が110番し、駆け付けた警察官が、逃走していたターバー容疑者を見つけ、那覇署に連行した。
女性は友人と会食し、自宅に帰る途中だった。容疑者と面識はないとしている。
ターバー容疑者は県警の調べに、事件の前に「カクテルを飲んだ」と供述しているが、呼気からアルコールは検出されなかった。〔共同〕
2012年12月13日 18時33分
強制わいせつ傷害米兵 懲役4年の実刑判決2012年8月、那覇市の路上で女性にわいせつな行為をしけがをさせた罪で起訴されたアメリカ兵の裁判員裁判で、那覇地裁は13日、懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
強制わいせつ傷害の罪に問われたのはキャンプバトラー所属のイアン・ターバー被告です。
起訴状などによりますと、ターバー被告は2012年8月、那覇市の路上で40代の女性の背後から髪をつかんで引き倒し、わいせつな行為に及び、全治13日間のけがをさせた罪に問われました。
那覇地裁の鈴木秀行裁判長は「犯行は被害者の人格を無視する卑劣で悪質なもの」と述べ、犯行に計画性がないことや本人が反省していることなどを考慮しても酌量の余地はないとして、被告人に対し、求刑通り懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
ターバー被告の弁護人は「本人と相談のうえ、控訴するか検討したい」と話しています。