2015年5月23日、嘉手納で酔った米兵が有害物質を含む消火剤を誤噴射、1,500リットル以上の有毒物質が流出、日本側に通知もせず

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酔った米兵が誤噴射…消火剤に発がん性物質も 嘉手納で昨年、通報なし | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

2016年2月15日

 

沖縄県米軍嘉手納基地内で2001年以降、泡消火装置の誤作動や民間地域への流出が相次いでいることが、英国人ジャーナリストのジョン・ミッチェル氏による情報公開請求で分かった。昨年5月には発がん性物質が流出したが、日本側には通報されなかった。

 

■民間地に流出も日本側に通報せず

 

 米軍嘉手納基地で昨年5月、発がん性物質を含む泡消火剤が民間地に流出していたことが分かった。原因は酒に酔った海兵隊員が、格納庫内の消火装置を起動したことだった。ジョン・ミッチェル氏が情報公開制度で内部文書を入手した。

 

 消火剤は「JET-X2・75%」と呼ばれるタイプで、がんのほか神経や生殖機能の障がいをもたらす可能性がある。1500リットルが誤噴射され一部は基地外にも流出したが、日本側には通報しなかった。

 

 米軍は当初、消火剤を無害だと誤認。流出が夜間だったため「消火剤は朝までに散ってしまい、大勢の注意を引くことはない」と書いた電子メールもあった。一方、海兵隊員の行動は「蛮行」と非難していた。

 

 同じ消火剤の誤噴射は他に少なくとも4回あり、やはり日本側に通報しない事例があった。嘉手納基地周辺の水源で検出され問題化している残留性有機汚染物質の有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)はこの消火剤には含まれていない。違うタイプの消火剤は2001年、12、13、14年に計2万リットルが誤噴射され、PFOSを含む可能性もある。

 

 ミッチェル氏は内部文書に基づき英字紙「ジャパンタイムズ」に記事を寄せた。「米軍の安全管理には大きな問題がある。環境補足協定に基づき県の立ち入り調査に協力し、水源汚染の可能性について真実を明らかにすべきだ」と指摘した。

 

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排水溝に流れる泡消火剤。情報公開制度で入手した写真=2013年12月4日、嘉手納基地(ジョン・ミッチェル氏提供)

 

 

発がん性物質、基地外に流出 消火剤噴霧、通告せず 嘉手納 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 昨年5月に米軍嘉手納基地の航空機格納庫で酒に酔った海兵隊員が悪ふざけして泡状の消火剤を噴霧するスイッチを入れ、消火剤が基地外の民間地まで流出していたことが分かった。米軍が当初無害と判断した消火剤はその後、発がん性物質を含むことが分かったが、日本側に通告していなかった。ジャーナリストのジョン・ミッチェル氏が米政府への情報公開請求で記録を入手した。

 事故は5月23日午前1時45分ごろに発生した。記録によると、米軍が民間地への流出を日本側に通報しなかったのは、夜間に起きたことのほか、雨で「泡は朝までに消散し、衆目に触れる可能性は非常に低かった」ためだとしている。
 流出した消火剤は「ジェットX2・75%」で、1500リットル以上。米政府の基準で有害とされ、がんや神経・生殖障害を引き起こす物質を含む。だが在日米軍基地に適用される「日米環境管理基準(JEGS)」で有毒な化学物質に含まれておらず、米側は有毒だと判明した後も地元に通報しなかったという。入手資料によると同基地では過去15年で計2万1千リットルの消化剤が事故で流出している。

 

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しかも、米国国内では有毒指定されている消火剤を使用し、いたずらに垂れ流し、日本側に報告しなかったのは、夜だったからとか、雨がふっていて、バレる可能性が非常に低かったからだ、と平気で語る在日米軍

 

駐留費の九割近くを日本国民の税金でまかなっているというのに、この態度。

 

どこまで日本は無知のまま利用されつづけるのか。

 

燃料・消火剤・汚水など漏出13件/米軍嘉手納基地 水源汚す/10年度以降

 ジャーナリストのジョン・ミッチェル氏が情報公開請求で入手した米軍資料では、10~14年に同基地で計206件漏出したとされており(11日付地元紙)、ほとんどが日本側に通報されていない可能性があります。

 米軍が泡消火剤に加え、航空機や部品などの洗浄剤や作動油にPFOSを使用している可能性も指摘されていますが、これらの用途への例外使用は国内法上認められていないことを確認しています。