沖縄女児レイプ未遂事件、米軍法会議で五年の有罪判決 - 米兵犯罪の捜査や司法にフェンスが立ちふさがるが、米兵犯罪から県民を守るフェンスは存在しない

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米兵の基地内犯罪については、

沖縄県警が検挙した米軍犯罪にはカウントされない。

 

それで、米軍犯罪率は沖縄県内の平均より少ないといいだす者たちがいるが、

  

むろん、県内の犯罪検挙率と米軍兵士の犯罪検挙率をそのまま比較することは、まったく統計的に筋違いであり、無意味だ。

 

しかも、可視化された場合の凶悪犯罪においては、どの犯罪においても2倍から4倍という驚くべき数値になる。しかも、どちらの数値も、日本の警察権が及ばない米軍基地内で発生した犯罪は含まれていないから、実質はもっと高い。

 

星条旗新聞によると、2014年7月頃から2016年7月頃にかけ、沖縄で怪我や死を引き起こした飲酒運転の衝突の数は、米軍関係では10,000人あたり約4.2人であったのに対し、沖縄県民は10,000人あたり2.2人。ほぼ二倍の数にあたる。

https://www.stripes.com/news/pacific/top-marine-in-japan-relaxes-driving-restrictions-for-young-marines-sailors-1.571826

 

米兵の性暴力 急増/米国防総省報告 11年度3000件超す/防衛相が“たまたま”と発言したが…

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基地内の犯罪は通常、可視化されることもなく、軍法会議にかけられても、資料開示されなければ、我々には知る機会もない。

 

また公開されたとしても、日本国内でありながら、在日米軍基地内で起こった事件は、日本のメディアで報道されることはまず少ない。

 

また、軍法会議は「身内」に甘い。

 

ospreyfuanclub.hatenablog.com

 

これから記す事件も、

 

昨年9月、沖縄でおきた米兵幼女レイプ未遂事件ながら、日本のメディアではほとんど大きく報道されることはない。

 

なぜなら、それは「フェンスの向こう」でおきた事件だから、と人は言うだろう。

 

しかし、どうなのか。

 

我々沖縄県民はフェンスの向こうに自由に行くことができない一方で、

 

米兵はフェンスのあちらとこちらを自由に往来する。

 

現に、2016年の米軍属による「うるま市女性強姦殺人事件」においても、犯人のガドソンは、フェンスの外で犯罪を犯し、その証拠となる物はほとんどを基地内に捨てたと供述した

 

地位協定のせいで、日本の警察がフェンスの中にはいって捜査できないことを十分に知っているからだ。

 

だから、

 

沖縄の地でおこった女児レイプ未遂事件が、

たとえそれがフェンスの向こうのことだとしても

 

我々にとって「他人事」であるわけはない。

 

可視化されない

沈黙させられた

おびただしい痛みと恐怖が、

フェンスのこちらに存在する。

 

米軍犯罪の捜査や司法においては、

屹立するフェンスが県民を排除するが、

 

米軍犯罪そのものから、

県民を守るフェンスは存在しない。

 

米軍性犯罪から県民を守るフェンスは存在しないのだ。

 

この恐るべき沖縄米兵女児レイプ未遂事件は、沖縄と横須賀のそれぞれの米兵が、

7才8才の女児

をターゲットにレイプ未遂事件で逮捕、

 

3月1日の金曜日に米国の軍法会議で有罪判決が下された。

 

そして我々がそれについて知ることかできるのは、資料を公開した国防総省の準機関誌『星条旗新聞』が、3月6日にそれを報じたからに他ならない。

 

Okinawa-based sailor sentenced to five years for attempted rape of a child, other charges

Pacific - Stripes

March 6, 2019

 

A Japan-based sailor was sentenced to five years in prison after being convicted in a court-martial last week of charges stemming from the attempted sexual abuse of two children, according to court documents.

軍法会議の資料によると、日本に駐留する海軍兵が、二人の児童性的暴力未遂事件に関連した軍法会議において、五年の有罪判決を受けた。

 

Petty Officer 2nd Class Allen J. Jewell, an operations specialist assigned to Fleet Activities Okinawa, was found guilty Friday of attempted rape of a child; attempted sexual abuse of a child through a lewd act; attempted sexual abuse of a child through indecent communication; bringing discredit to the armed forces; and indecent language.

 

在沖米海軍に配属の、海軍軍曹二階級、特殊作戦専門アレン J. ジェウェルは、幼女のレイプ未遂と、卑猥な行為による幼女性的虐待未遂、また不適切な通信での児童性的暴力未遂、軍隊の信頼失墜、そして不適切な言説などで、金曜日に有罪判決を下された。

 

Jewell went to an apartment Sept. 12 to commit a sexual act on a girl he believed was 8 years old, according to court documents. He arranged the meeting through someone he believed was the girl’s mother, and from Sept. 10 through Sept. 12 sent that person explicit text messages about his sexual plans for the child.

ジェウェルは、軍法会議資料によると、9月12日にアパートにいき、彼が8歳とおもっていた女児に性的行為をしようと近づいた。彼はその女児の母と思える人物を通して女児と会えるよう手配し、そして9月10日から12日にかけて、その人物にその児童への性的行為についてあからさまな文書メッセージを送った。

 

From Sept. 9-12, Jewell also texted graphic sexual messages to a person he believed was a different child younger than 16 years old, according to the charge sheet. The messages suggested Jewell believed the person was underage, saying that the two “would have to keep a low profile [because] of your age,” according to court documents.

また起訴状によると、また他の16歳未満の児童に対してジェウェルは9月9日から12日にかけて生々しい性的なメッセージを送った。資料によると、メッセージでジェウェルは、その人物は未成年であり、その年齢では二人のことは内密にしなければならないなどと言っていた。

 

The court documents did not reveal with whom Jewell was communicating in either case, but Naval Criminal Investigative Services agents have played such roles in the past.

裁判所の文書では、どちらの場合も Jewell が誰と連絡を取り合っているのか明らかにされていないが、海軍刑事捜査局 (NCIS) の捜査官は過去にもそのような役割を果たしてきた。(注・つまり NCIS がおとり捜査で女性になりすましジェウェルと連絡を取っていただろう事が暗示されている。)

  

Jewell will receive credit against his sentence for 170 days spent in the brig prior to his conviction. In addition to his confinement, his rate has been reduced to E-1, he will be dismissed from the Navy with a dishonorable discharge and forfeit all pay and allowances for five years, according to court documents.

裁判文書によれば、ジェウェルは、彼の有罪判決が出るまでの拘置所の170日間を彼の実質的な禁固刑に加えることができる。彼の収監に加えて、彼の等級はE-1に引き下げられ、彼は不名誉除隊で海軍から解雇され、5年間のすべての給料と手当を失うことになる。

 

It was unclear Wednesday where Jewell will serve his sentence. He must register as a sex offender once released from prison, according to court documents.

ジェウェルがどこで彼の刑を勤めるかは水曜日の時点では不明である。裁判所の文書によると、彼は一度刑務所から釈放された後でも性犯罪者として登録されることになっている。

 

Less than a month before Jewell started his text messages, a Yokosuka-based USS Ronald Reagan sailor, Petty Officer 1st Class Gilbert Sandoval, 32, was convicted Aug. 16 of six sex crimes, including attempted sexual assault of a child.

ジェウェルがテキストメッセージを送る1か月以内にも、横須賀に本拠を置く米艦 (注・原子力空母) ロナルド・レーガンの船員、第一級軍曹ギルバート・サンドヴァル(32)は9月16日、児童性的暴力未遂事件を含む6つの性犯罪の有罪判決を受けた。

 

Sandoval had sent explicit messages to an NCIS agent who made him believe she had a 7-year-old child whom he could rape. According to court testimony, he was arrested after going to an apartment intending to have sex with a 14-year-old girl with whom he’d sent explicit text messages. The recipient of those messages was actually an NCIS agent, and Sandoval was arrested.

サンドヴァルは、彼がレイプできるかもしれない7歳の女児の保護者であると信じこまさせられたNCIS の捜査官にあからさまなメッセージを送っていた。裁判所の証言によると、彼は、あからさまなテキストメッセージを送っていた14歳の少女とセックスをするつもりでアパートに行った後、逮捕された。これらのメッセージの受信者は実際には NCIS 捜査官であり、サンドヴァルは逮捕された。

 

He received a three-year prison sentence, a dishonorable discharge and a reduction to E-1.

彼は3年間の懲役刑、名誉棄損、およびE-1への減刑を受けた。

 

Cmdr. Reann Mommsen, spokeswoman for Naval Force Japan, said the Navy is “committed to holding our personnel accountable for their actions and preserving good order and discipline throughout the Fleet.”

在日米海軍司令官のスポークスウーマン、レアン・マムセン氏は、海軍は「彼らの行動に対して責任を負わせ、艦隊全体の秩序と規律を守ることを約束する」と述べた。

 

“The U.S. Navy holds its personnel to the highest standards of conduct,” she said.

「米海軍は、その要員を最高の行動基準に従わせている」と彼女は言った。

 

この記事でわかりうる、もう一つのことは、

 

NCIS (海軍刑事捜査局) が「おとり捜査」という手段を使って米軍内の児童性的暴力を積極的方法で根絶させようとしているのがよくわかる。

 

実際に、沖縄で逮捕された海軍兵も、横須賀で逮捕された海軍兵も、どちらも NCIS の「おとり捜査」で逮捕されている。

 

www.stripes.com

 

まさにアメリカの人気ドラマ NCIS を彷彿とさせる「おとり捜査」だ。

 

NCIS ネイビー犯罪捜査班 シーズン9

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この NCIS のアグレッシヴな米軍内の性暴力捜査の取り組みに比較すると、

 

否が応でも際立つのは、自衛隊の警務隊まかせの身内犯罪隠蔽ぶりである。

 

昨今の異様すぎる自衛官の児童性的暴力事件に、防衛省は隠蔽する以外、何をやっているのだろうか。

 

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軍と性犯罪は

ここまで解きがたく結びついている。

 

レイプは魂の殺人だ。

そして性犯罪被害にフェンスはない。

 

米軍基地だけではない。

地元住民を無視し基地建設を次々と強行している自衛隊まで押しつけられて、

 

いったいどうやって

明日の子供たちを守るというのか。

 

2015年から沖縄で海兵隊員68人が性犯罪で禁錮刑、このうち約7割の49人が子どもを対象にしていた件

ospreyfuanclub.hatenadiary.com

 

いつの世も

軍は沖縄を守るなどと大義を語るが、

 

そんなゴタクを並べる前に、

軍から沖縄を守る手段を教えてくれ。

 

https://dai.ly/x6ajs47

 

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