整備中にブロペラ・ブレードが落下し隊員1人が死亡、海自鹿屋航空基地で哨戒機P-3C整備中 - 軍装備品爆買いの安倍政権は、軍装備には購入金額を遙かに超える膨大な維持管理費が必要なことを理解できているのか

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作業中にエンジンが落下 !?

 

なぜ、このようなありえない事故が起きるのだろうか。しかも、ほとんど日本で詳しく報道されることがない。

 

KTS 鹿児島テレビ

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30日午後、鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地の格納庫で、哨戒機P3Cの整備作業中にエンジンが落下し、直撃を受けた40代の男性隊員が死亡しました。

海上自衛隊鹿屋航空基地によりますと、30日午後2時40分ごろ、哨戒機P3Cの整備作業中、翼の下にあるエンジンが落下したということです。

この事故で、エンジンといっしょに「プロペラ・ブレード」とよばれる部品が40代の男性隊員に直撃し、男性隊員は、その場で死亡が確認されました。

 

よっぽど Stars and Stripes のほうが詳しい。

Japanese sailor killed by propeller while working on aircraft engine - Pacific - Stripes

航空機エンジンの作業中にプロペラによって死亡。

2019年10月1日

A Japan Maritime Self-Defense Force sailor was killed at a base in Kagoshima prefecture this week while working on an aircraft engine. The unnamed sailor — described as a chief petty officer in his 40s — was pronounced dead by a naval doctor at 2:43 p.m. Monday at Kanoya Air Base, a JMSDF spokesman told Stars and Stripes on Tuesday. It is customary in Japan for some government officials to speak on condition of anonymity.

日本海自衛隊の船員が、鹿児島県の基地で航空機エンジンの作業中に死亡しました。名前が知られていないその自衛官は、四十代の軍曹で、死亡したと海上自衛隊の軍医から発表された。広報担当者は火曜日にスターズアンドストライプスに語った。日本では、死亡者については一部の政府関係者が匿名を条件に話すことが慣習となっています。

 

The sailor was working with several others in a hangar to detach the engine from a P-3C Orion when it fell. He was struck by its propeller. The cause of the incident is unknown at this time, the spokesman said. The JMSDF has launched an investigation.

海上自衛隊自衛官は格納庫で他の数人と協力して作業しエンジンを切り離した、その時の落下、エンジンが落ちたのは、P-3Cオリオンからエンジンを切り離したときである。彼はそのプロペラに打たれました。事件の原因は現時点では不明であるとスポークスマンは言った。海上自衛隊は調査を開始

 

“My sincere condolences to the sailor’s family, losing [him] to such an unfortunate accident,” First Maintenance Squadron commander Capt. Hirotaka Ootsuka said in a written statement provided to Stars and Stripes. “May the sailor rest in peace. We shall not have this accident again and we will come up with a plan.” The P-3C is a long-range, antisubmarine patrol aircraft that’s been in operation since the 1960s, according to the U.S. Navy. burke

 

このような事故が起こらないように、なんかとか対策案を講じたいと

 

いずれも、日本の記事よりも米国の『星条旗新聞』のほうが詳しいように思える。上官は書面で星条旗新聞の質問に答えている。

 

しかしこれ以上の報告が自衛隊内からでてくるのかどうか、かなり怪しい。

 

 

まるで飾り棚のミリタリーコレクションのように、

 

トランプとの口約束と閣議決定だけで、トップダウンで軍装備を爆買いする安倍政権。

 

しかし、その一機一機に、購入金額を遙かに超える、膨大な維持管理費が必要であるということを、理解できているのか。

 

どんどんと急速に軍装備を増やしに増やすが、その整備や管理は従来体制のままなら、こういう事故は当然増える。そして犠牲になるのはまず自衛官の生命であり、市民の生命である。

 

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防衛省が米国政府の対外有償軍事援助(FMS)を利用して導入、あるいは導入を予定している戦闘機「F35A」など五種の兵器だけで、廃棄までの二十~三十年間の維持整備費が二兆七千億円を超えることが同省の試算で分かった。同省は二〇一九年度のFMSによる維持整備費に千七十五億円を見込んでいるが、F35Aなどの本格的な配備はこれからで、将来的に年間の維持整備費が大幅に増え、防衛予算を圧迫していく。

 

 

 

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