【10月29日のマトメ】嘉手納基地でも伊江島でも、両方でパラシュート降下訓練。および、両方で危険な事故をおこしている。1日のうちだ。
10月29日、1日でおこったできごとをおまとめしました。
・「協定に従って」もウソ。
・「悪天候の時、嘉手納」もウソ。
10月29日、嘉手納でも伊江島でも、両方でパラシュート降下訓練し、また、両方で危険な事故をおこしている。1日のうちだ。
- 10月29日朝、嘉手納でF15が燃料吹き出しながら緊急着陸
- 10月29日昼、日本政府が嘉手納の降下訓練中止要請
- 10月29日夜、嘉手納パラシュート降下訓練を強行
- 10月29日夜、日本政府「同盟に影響を与えかねない」と抗議
- 10月29日、伊江島でもパラシュート降下訓練
- 10月29日午後、パラ降下、民間地に着地、付近に住宅地も
合意違反の運営であれば、米軍基地に金銭的ペナルティーを要求すべきか、あるいは国民投票で、嘉手納基地の撤廃を強くもとめるべきだろう。
嘉手納爆音訴訟、201億円以上もの損害賠償を日本の国民の税金で日本に支払わせておきながら、その後も平然と夜間離陸動画を投稿。
【爆音訴訟】判決後にも夜間離陸動画を投稿する嘉手納基地 ~ 被害を受け続けるのも我々、税金で損害賠償をはらい続けるのも我々であるという現実の一方で
Fly into the weekend with #Readiness and #Lethality. #ZZ@INDOPACOM @PACAF @USForcesJapan @air_fifth @TeamMisawa @374AirliftWing pic.twitter.com/2MKnDamaD5
— Kadena Air Base (@KadenaAirBase) October 11, 2019
基地の維持費や施設費だけではない、いったい、だれが爆音訴訟の損害賠償を払ってるとおもっているのか。
また10月25日には、日本政府と在日米大使館すら愚弄するウソまみれの報告。
嘉手納基地の野放図 - 誰が誤情報を日本側に伝えたのか、ここまで侮蔑され愚弄されても防衛局は「正確なのは米軍の説明」 - 在沖米軍基地事件簿
毎日、文字どおり毎日の在沖米軍騒ぎを押しつけられる沖縄の1日。
その朝も、
燃料をまき散らす事故から始まった。
10月29日朝、嘉手納でF15が燃料吹き出しながら緊急着陸
F15戦闘機が
嘉手納の町のど真ん中で。
この調子では、いつまたジェット機が火の玉となり恐ろしい墜落事故が起こってもおかしくない。
F15燃料漏れで一時、滑走路閉鎖 嘉手納基地で目視調査始まる
沖縄タイムス+プラス ニュース
2019年10月29日 11:21
【中部】米軍嘉手納基地で29日午前8時、嘉手納基地周辺の嘉手納町と北谷町、沖縄市でつくる三市町連絡協議会(三連協)による目視調査が始まった。目撃者によると午前9時44分ごろ、同基地所属のF15戦闘機1機が、機体の右主翼先端部分から燃料を吹き出しながら南側滑走路に緊急着陸する様子が確認された。
双眼鏡を使い嘉手納基地の様子を確認する當山宏嘉手納町長=29日午前10時20分、道の駅かでな
嘉手納基地に緊急着陸した同基地所属のF15戦闘機。燃料を吹き出し地面がぬれているのが確認できる=29日午前9時53分、嘉手納基地
機体はその後、けん引されて駐機場へ移動。この影響で約30分間、南側滑走路が閉鎖された。
同基地では同日朝からF15戦闘機が離着陸を繰り返すなど騒音をまき散らしている。午前10時には三連協会長の當山宏嘉手納町長や嘉手納町議会基地対策特別委員会の議員らが道の駅かでなを訪れ実態を確認した。
當山町長は午後4時~8時に米軍が嘉手納基地で計画しているパラシュート降下訓練について「米軍が『例外的』という解釈を一方的に行っていると感じており訓練は容認できない。常態化に懸念している」と改めて訓練の中止を訴えた。
三連協は嘉手納基地から派生する航空機騒音など基地被害の実態把握のため「道の駅かでな」など3カ所で目視調査を実施している。
10月29日昼、日本政府が嘉手納の降下訓練中止要請
13時08分
河野防衛大臣は、在日アメリカ軍が29日に予定している沖縄県・嘉手納飛行場でのパラシュート降下訓練について、「日米合意に反する」として、中止するよう申し入れたことを明らかにしました。
「嘉手納でパラシュートの降下訓練が度々行われるということは、明らかにSACO合意に反することであり、受け入れることはできません」(河野太郎 防衛相)
在日アメリカ軍は29日午後4時から午後8時まで、嘉手納飛行場でパラシュート降下訓練を行うことを通告していますが、日米合意では、訓練は基本的に沖縄県の伊江島で行い、天候の悪化など「例外的」な場合のみ、嘉手納で行うことになっています。
河野防衛大臣は、「地元のご理解を頂くことは日米同盟を維持・強化するうえで最も基本的なことだ」として、アメリカ側の対応に不快感を示しました。
地元の「ご理解」もないどころか、
日米合意に反し、
日本政府の意思に反する訓練を、面前で平然とおこなう。
これは在日米軍駐留費を支払っている日本政府と日本国民に対する挑戦なのだろうか。
10月29日夜、嘉手納パラシュート降下訓練を強行
一歩、嘉手納のなかにはいってみるといい。
日本から充分すぎるほどの駐留費をせしめておきながら、いざとなると日本政府の強い要請すら意にも留めない。
夜も嘉手納基地でパラシュート降下訓練 政府も中止求めるも無視、米軍強行
沖縄タイムス
2019年10月29日 18:58【中部】米軍は29日夜、米軍嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施した。日米特別行動委員会(SACO)最終報告で降下訓練は伊江島補助飛行場に集約すると合意しており、嘉手納基地の使用は「例外的」とされている
パラシュート訓練で嘉手納基地内に降下する米兵=5月21日午後4時13分、嘉手納町役場屋上から
県や地元自治体、政府は訓練の中止を求めたが無視され強行された。一方、米軍は同日、伊江島補助飛行場でも降下訓練を実施し、提供施設区域外に兵士2人が落下した。SACO合意後、年間の回数としては過去最多の4回となった。
MC130J特殊作戦機が午後6時ごろ嘉手納基地から離陸。嘉手納基地周辺の上空を旋回し、同42分に少なくとも七つのパラシュートで兵士らが降下するのが確認された。
10月29日夜、日本政府「同盟に影響を与えかねない」と抗議
アメリカ軍が29日夕方、沖縄・嘉手納基地でパラシュートの降下訓練を強行した。パラシュート降下訓練は、日米合意で、原則、伊江島で行われることになっているが、嘉手納基地で実施されるのは今年すでに4回目。29日も河野防衛大臣が中止を申し入れたばかりだった。
河野大臣は午後8時半ごろ、「何が例外事由にあたるかという説明もなく、嘉手納で行われたということは、同盟に影響を与えかねない大変遺憾な出来事だ」と述べた。
河野大臣は、嘉手納基地での訓練が行われないようにアメリカ側との協議を継続していく考えを強調した。一方、在日アメリカ軍は「二国間協定に従って訓練は行われた」とツイートしている。
このツイートに対しても猛抗議すべきだろう。
今夜、嘉手納基地上空でパラシュート訓練が無事に行われました。任務は米国と日本政府の二国間協定に従って行われ、即時の訓練および即応性要件に対処するために重要でした。
— 在日米軍司令部(USFJ) (@USFJ_J) October 29, 2019
10月29日、伊江島でもパラシュート降下訓練
10月29日午後、パラ降下、民間地に着地、付近に住宅地も
2019年10月29日 21時46分
29日午後、沖縄県の伊江島でパラシュート降下訓練を行っていたアメリカ軍の兵士2人が、軍の訓練地を外れ民間地に着地していたことが伊江村などへの取材でわかりました。伊江島での軍のパラシュート降下訓練を巡っては、事故やトラブルが後を絶たず、村は厳重に抗議することにしています。
伊江村などによりますと、29日午後1時半すぎ、伊江島補助飛行場の上空でパラシュートを使って降下訓練を行っていたアメリカ軍の兵士2人が補助飛行場を外れ、およそ1.5キロ離れた伊江島空港などに着地しました。
兵士が着地したのは、伊江島空港の滑走路上と空港のフェンス沿いにある民間の畑で、現場から600メートルほどのところには住宅もあります。
米軍は、伊江島の天候などが悪ければ嘉手納を使うといっていたにもかかわらず
嘉手納と伊江島、両方で、
昼間だけでなく、夜間まで、
日本政府の強い要請すら
ミジンにも反応しない米軍基地。
そんな米軍基地が、肝心なとき、カネ払った分だけでも日本国民を守るとか、それでもまだ信じている人がいるとしたら、よっぽどの花畑だ。
平然と日米合意に離反する
そんな米軍基地は必要ですか。
10/30 沖縄タイムス朝刊
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Q: なぜ米軍は嘉手納でパラシュート降下訓練をやりたがるのか。
A: 米軍は、嘉手納の住民と町を、軍事訓練のダミー (標的人形) に見立て、わざと市街地で危険度を高めた訓練をおこなっている。
嘉手納基地でパラシュート降下訓練強行のあきれた「言い訳」 - SACO 合意を守らない米軍は何らの罰則なしでやりたい放題、それが沖縄の「日常」だ - 在沖米軍基地事件簿