基地と薬物汚染 - 沖縄の若年層をねらう薬物ディーラー海兵隊軍属と福岡県の町議のかかわりとは - 基地は地元に薬物汚染も持ち込む

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県内の高校生ら計20人が大麻所持などで摘発された事件で流通ルートが判明 福岡県の元町議や米軍属の男が関与。

 

福岡県の宇美町の元町議・時任裕史被告は今年7月、沖縄に住むアメリカ軍属の男に大麻およそ100グラムを販売したとして麻薬特例法違反などの罪できょう起訴された。また時任被告から大麻を購入したアメリカ軍属の男(39)は、自分の息子を通じて県内の高校生に大麻を販売してた。

県内の高校生17人が大麻所持などで摘発された事件で流通ルートが判明 福岡県の元町議や米軍属の男が関与 - FNN.jpプライムオンライン

 

なぜ福岡県の町議が、沖縄の高校生らに大麻を売りさばいているのか !?

 

なぜ地元の福岡ではなく、

沖縄なのか。

 

わかってきたことは、やはりここにも米軍基地由来の薬物汚染があった。

 

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この福岡県の元町議はかつて沖縄でバーを経営していた。そして、その時に、この米海兵隊の軍属と知り合ったという。

 

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よくあるパターンとして、米軍の軍事郵便物で大麻などを持ち込むことが難しくなると、今度は国内で自力で栽培し始める者たちが出てくる。

 

例えば今年四月の神奈川の事件では

再逮捕容疑は、何者かと共謀して2月28日、営利目的で、段ボール箱に入った乾燥大麻約6・7キロを米国から非公用軍事郵便で輸入した、としている。同税関職員が見つけ、発覚した。日米地位協定は、軍事郵便が非公用の場合に限り、日本側が内容物を検査できると規定している。

軍事郵便で大麻密輸か 元米海軍兵の男と米海軍兵の妻逮捕 | 神奈川新聞

 

今回の場合も、海兵隊の軍属は、自宅で大麻を栽培していた。軍属の息子も、まわりの高校生二人に大麻を売り、収益を親に渡していた。

 

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福岡の町議がなぜ沖縄で? 大麻流通の“闇”「売上は議員活動に使った」 米軍属親子も関与

沖縄タイムス+プラス

2019年12月10日 10:58
9秒でまるわかり!

  • 福岡県の町議が大麻を密売し、沖縄の高校生含む20人が摘発された
  • 沖縄在住の米軍属親子も流通に関与。町議は以前県内でバーを経営
  • 軍属とはバーで知り合う。大麻を買った軍属が知人らに売って拡散

 

 沖縄県警は9日、大麻取締法違反(営利目的譲渡など)の疑いで福岡県宇美町の元町議時任裕史容疑者(42)(逮捕後の11月に辞職)ら男女計20人を逮捕・書類送検したと発表した。県内在住の米軍属3人や当時高校生だった3人、一般外国人4人も含まれる。

 

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県警が米海兵隊軍属の男らから押収した大麻沖縄県警提供)

 

 高校生が摘発されたことに、県教育庁は「県外の元町議が県内の高校生への提供に関わっていたことに衝撃を受けると同時に憤りを感じている。引き続き危機感を持って児童生徒の薬物乱用防止に努める」とのコメントを発表した。

 県警によると、時任容疑者が知人から大麻仕入れ、2017年2月ごろから知人の米軍属の男(39)に販売。その軍属が知人ら少なくとも10人に大麻を売りさばいていた。自宅に呼んで直接手渡ししていたという。

 

 時任容疑者は以前県内でバーを経営しており、その時に軍属と知り合ったという。

 

 軍属は大麻所持のほか自宅で大麻草6株を栽培。高校生だった軍属の息子が、近くに住む日本人高校生2人に大麻を販売していたとされる。

 

 県警が押収した乾燥大麻は220グラム(末端価格115万円相当)。

 逮捕されたのは軍属3人や軍属の息子、当時高校生だった日本人の男子生徒1人を含む17人。残り3人は書類送検だった。

 県警は時任容疑者を10月24日に大麻取締法違反(営利目的譲渡)容疑で逮捕。宇美町議会事務局や議員控室などを家宅捜索した。時任容疑者は「売上金は議員活動に使った」などと供述しているという。

 同町議会事務局によると時任容疑者は14年2月に初当選し2期目だった。事件は沖縄署、県警組織犯罪対策課、九州厚生局沖縄麻薬取締支所が合同捜査した。

 

沖縄の高校生らに大麻を売って政治資金を稼ぐとか、もう、町議以前に人間として腐っている。

 

しかし、彼の大麻ビジネスは、米軍関係者との接触なしには成立しなかったものである。

 

軍と薬物の歴史は深い。

 

睡眠薬から抗鬱剤まで、多くの兵士が様々な薬物に依存する情況がうまれる。そのなかには麻薬も当然ある。

 

米軍は、第二次世界大戦から現在にいたるまで、兵士たちの注意力を高めるため覚醒剤(デキストロ・アンフェタミン、通称スピード)を配布し続けている。パイロットの場合は、服用を拒絶すれば飛行任務を解除され得る、という条件付きだ。しかしこの薬剤には深刻な副作用があり、精神病性の異常行動や、抑鬱、不安、妄想などを招く怖れがある。昨年アフガニスタンで発生した誤爆事件では、兵士の弁護士が、空軍の処方した覚醒剤誤爆の原因だと主張した。

覚醒剤の助けで戦闘に臨む米軍兵士たち|WIRED.jp 2003.02.20 THU 01:00

 

先月、嘉手納基地の報告書で明らかになった部隊内での薬物の蔓延。

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米海兵隊の戦闘機部隊、手放しの操縦や飛行中読書の自撮りなどの規則違反が発覚 ~ 3年前の嘉手納沖事故を隠蔽していた米軍

 

また米国内の薬物は軍事郵便物などで持ち込まれるが、非公用の時のみが関税での検査にかかる。

 

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だから、米軍がらみの麻薬事件は後を絶たない。

今年の1月も似たような事件があった。

 

 

そしてターゲットになっているのはやはり若年層、青少年である。米軍、麻薬、で検索すれば、もう、限りなく出てくる。

 

基地由来の有害物質 PFOS/PFAS だけではない。

戦争と基地は確実に薬物汚染を持ち込む

 

ospreyfuanclub.hatenadiary.com

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