また飲酒運転で嘉手納基地の米兵逮捕 ~ 米軍が飲酒制限を緩和してからなにが起こったのか、まとめてみた
どうやら在沖米軍は、
完全に放任主義にシフトしたようだ。
毎週続く米兵の飲酒運転逮捕。
21日未明、うるま市で飲酒運転をしたとして29歳の海軍兵の男が現行犯逮捕されました。
逮捕されたのは嘉手納基地に所属するアメリカ海軍の二等兵曹、ジェレミー・ウィリアムス容疑者(29)で、21日午前3時半ごろ、うるま市の県道で酒気を帯びたまま普通乗用車を運転した疑いがもたれています。
パトロール中の警察がウインカーを出さずに交差点を右折する車を見つけ職務質問をしたところ、運転していたウィリアムス容疑者から酒の臭いがしため飲酒検知を実施、呼気から基準値の3倍を超えるアルコールが検出されたため、ウィリアムス容疑者を現行犯逮捕しました。
警察の調べに対してウィリアムス容疑者は「寝たので抜けたと思った」と容疑を否認しているということです。
午前三時半に飲んだ酒が抜けたと
在沖米兵恒例の容疑否認。
さて、師走ということで、
ここで振り返っておきたい。
在日米軍は日本側に何の相談も連絡もなくリバティー制度 (飲酒制限や外出制限) を解除した。
連絡がないから、
その時、日本メディアが報道することもなかった。
だから、今年3月8日に、在日海兵隊の公式 SNS が「沖縄に住むアメリカ人の目から見た沖縄の魅力を紹介するビデオです」という投稿をリリースしたとき、その動画の意図をわかっている者はほとんどいなかった。
この在日海兵隊の「沖縄の魅力」動画に、何も知らぬネトウヨたちは、歓喜の涙でむせび泣き、在沖米軍に「感謝しない」といって、沖縄ヘイトを書き連ねた。
ネトウヨは実に単純な花畑である。
何故か、涙が、出そうになる。今の沖縄の騒動を考えると。米軍人の皆様、ご家族の皆様、日本人は、あんなヤツラだけでは、ありません🙇ごめんなさい。
— 新山 賢一 (@niyama1231) 2019年3月9日
実際には、
なぜ在日海兵隊が金かけてこの動画を作ったのかは、実は、同日3月8日の『星条旗新聞』を読めば理解できる。
Top Marine in Japan relaxes driving restrictions for young Marines, sailors - Pacific - Stripes
2019年3月8日<< 抜粋 >>
エリック・スミス中将は部隊の司令官に、海兵隊が彼らの免許を迅速に一ヶ月以内で取得できるようにするよう指示した。
III MEF (第3海兵探検隊) の関係者は、リバティー制限の詳細を公表することは拒否した。
11月の新たな命令によって、海兵隊に以前に加えて1時間の自由が与えられた。軍曹以下は、現在午前1時の門限がある。役員および職員の任命されていない役員に門限がなくなります。
すべての III MEF 海兵隊員のためのバーおよび他の公共の場所での深夜/早朝の飲酒は、深夜以降は禁止されています。「真夜中から午前5時の間に公にアルコールを摂取できる人はいません」とスミス氏はビデオメッセージで述べています。
スミス氏は、海兵隊員に環境を楽しむ時間を増やすためにリバティー制度が変更されたと述べた。「私はあなたがたに島を楽しんでもらいたい」とスミスは言った。「日本本土も楽しんでもらいたいのですが、しっかり責任を持った行動をしなければなりません。」
沖縄で米兵たちが犯したひどい犯罪をきっかけに、飲酒制限 (リバティー) が続いた。規制は兵士には不評で、多くの場合、海兵隊員が III MEF の作戦エリアに駐留していることについて最初に訴えられる苦情の1つだ。
つまり、四軍は飲酒制限の解除を含め、幅広くリバティー制度を緩和した。
だから司令官は飲酒制限など解除したので「存分に米兵に沖縄を楽しんでもらいたい」といっているわけで、
なにも在日米軍が無償で沖縄の観光案内をやってるわけじゃない。
そういう単純なことも理解できないネトウヨは、米軍のほうが沖縄人より沖縄のことを考えてくださっている、などと言い始めるのである。
ハマハマ on Twitter: "本当に沖縄を愛してくれているのは
で、実際、リバティー制度緩和後に起こったことは、
米兵犯罪増加と、
米兵による北谷女性殺害事件だった。
なぜ !? 8か月で異例の在沖米軍トップの交代劇 - さらば「島を楽しんでください」のエリック・スミス中将 - Osprey Fuan Club
その責任を問われ、エリック・スミス中将はなんと異例の8カ月で任務を解かれた。
しかし飲酒制限は元に戻されることもなく、また米兵の飲酒逮捕件数は明らかに昨年より増加している。
米軍にとって面倒な「飲酒制限」は実質なくなった。
そのリバティー制度緩和させたエリック・スミスも解任された。
そして結局、
沖縄に残ったものは何か。
米兵の飲酒関連事件の目に見える増加、
だけではない。事件の質としても劣化が激しい。
日本の警察官すら殴る飲酒米兵。
6月9日
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8月10日
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住宅侵入事件も頻発した。
9月7日
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12月15日
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そして在沖米軍は
綱紀粛正などおくびにもださなくなった。
リバティー制度は実質終わりました。
沖縄を楽しんでください。
というわけだ。