在沖米軍は奪ったものを返せ ! - 奪い続ければ、奪うことが平気になる。
今年の4月にも米軍は一式これらを持ち去っていった。
他者のものを
奪うということに
なんの良心の呵責もないのだろうか。
ゲートのフェンスの外側まで、「アメリカ軍の提供施設区域内」だといい、
住民が不在のあいだに、米軍は、またテントや、イスや、ノートから何から何まで、ごっそり持ち去っていった。
50万円分の収奪。前回と合わせれば盗難された物品の総額は100万円は超えるだろう。
ちゃんとした行政手続きも踏むことなく、警告の掲示だけで、市民の物品を収奪することは、これすなわち窃盗ではないのか。米軍はどのような法的な手続きを踏んで撤去したのか、しっかりと市民に示すべきだ。
テントなど資材50万円分 米軍が撤去 沖縄・高江のヘリパッド建設
2019年7月3日 12:51
沖縄県東村高江の米軍北部訓練場の「NI」地区出入り口前で2日午後7時半ごろまでに、市民が監視のために使っていたテント2張やテーブル、いすなどが米軍によって撤去された。機材の撤去は今年4月3日以来で、その後、市民らが改めてテントなどを設置。米軍は北部訓練場の施設内だとして、4月25日までに撤去するよう通知していた。
米軍によりテントが撤去された跡地で監視を続ける市民=3日、東村高江
3日、撤去に気付いた市民が再びテントの設置準備を進めている。監視役の市民が帰った2日午後5時以降に撤去されたとみられ、持ち去られた機材の総額は50万円以上だという。
「ヘリパッドいらない」住民の会の儀保昇さん(64)は「県警を連れてきて堂々と排除すればいいのに、人がいない時間に撤去したところに彼らの後ろめたさがある」と批判した。監視を支援していた豊見城市の糸数清さん(71)は「取られてもまた抵抗するだけ。われわれはクテーラン(こたえない)」と強調した。
それもこれも、
地元の住民の抗議をなんとか抑え込み、不可視化したいという算段だ。
4カ月ぶり工事再開 沖縄の米軍ヘリパッド建設 防衛省が資材搬入 住民が抗議
沖縄タイムス+プラス
2019年7月2日 10:42防衛省は1日、特別天然記念物のノグチゲラなどの営巣期間が終了したことを受け、約4カ月ぶりに沖縄県東村高江周辺の米軍北部訓練場内にある道路の改修工事を再開した。ヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)付近の道路の改修工事に必要となる資機材の搬入があった。
訓練場「N1」地区出入り口前で、午前6時すぎから建設工事に反対する住民ら6人が座り込んで抗議。重機やトラックなど計5台の搬入が確認された。
沖縄防衛局によると、昨年12月からの改修工事では既存道路の補修や排水路の整備、砕石舗装、ガードレールの設置などを実施。国の特別天然記念物ノグチゲラの営巣期間である3~6月は、人力で土砂流出網の設置など騒音の伴わない作業を行ってきたという。
「ヘリパッドいらない」住民の会の安次嶺雪音さん(48)は、「住民の声を聞こうとせずに、政府はひどいやり方を続けている。本当に国民のことを考えているのか」と憤った。同会の清水暁さん(48)は「基地が強化されていくことに不安を感じる」と吐露した。
米軍は、
1957年に国頭村・東村の土地を強制接収。
北部訓練場を勝手に作った。
沖縄県北部にある北部訓練場は、米軍にとって世界で唯一のジャングル訓練場で、1958年以来、海兵隊はジャングル戦を教育する訓練場として使用しています。 https://t.co/kdOHHKRiSD pic.twitter.com/M3rXOVaAxn
— 在日米海兵隊 (@mcipacpao) March 22, 2018
さらには
十数年に及ぶ住民の抗議にもかかわらず、
一部を返還してやるからと、まやかしの返還で、髙江の集落をぐるりと囲むようにオスプレイのヘリパットを建設、
住民の安全な暮らしすら奪っておいて、
それでさらに抗議の場所まで奪う、というのだ。
奪い続ければ、
奪うことが平気になる。
なんとトランプ大統領までが、普天間基地の「返還」ではなく、日本による「土地の収奪」(landgrab) だと言い始めたではないか。
米軍が奪ったものを
列挙すればどれほどのリストになるか、
本土の皆さんも想像してみてほしい。
沖縄戦を含め、
74年間のとほうもない収奪だ。
奪い続ければ、
奪うことが平気になる。
米軍は奪ったものを元に戻しなさい !
土地を奪い、やんばるを軍事公害で汚染し放置する。日米地位協定は、米軍の軍事公害とゴミ放置を文字通りの「やりたい放題」の状態に許している。