5月12日、嘉手納基地所属の米兵と軍属が北谷で強盗事件 ~ なぜ「任意で事情聴取」? なぜ事件を起こした側の「好意的配慮」が必要なのか?
2020年5月12日、北谷両替店強盗事件
また北谷で。
日本の警察の捜査を阻んでいるのは一体なにか、
みなさんも共にお考え下さい。
5月12日午後、北谷町の両替店に二人組の強盗
事件直後から現場に米軍の捜査関係者が姿を現している
従業員を刃物で脅し
北谷町の両替所で外国人風の2人組が従業員を刃物で脅し、現金を奪って逃走した強盗事件で、2人が現場から国道58号とは反対側の西方面の海側に走って逃走する様子が、隣接する銀行の防犯カメラに映っていたことが13日、分かった。
12日夕方、北谷町の両替所で発生した強盗事件で、被害額が約690万円だったことがわかりました。12日午後4時ごろ、北谷町の両替所に外国人風の男2人が押し入り、従業員を刃物で脅し現金を奪って逃走しました。警察によりますと、その後の調べで被害額は日本紙幣とアメリ紙幣で合わせて約690万円になっていたことがわかりました。
男2人はいずれも身長165センチから170センチくらい。マスクで顔を隠し黒色のパーカーを着ていたということです。また従業員を脅した際、英語を話していたということです。
警察は周辺の防犯カメラの映像を解析するなど捜査を進めています。
5月15日、米憲兵隊拘束の米兵を県警が「任意」で事情聴取
なぜ日本の警察が強盗を逮捕できないのか、
なぜ任意の事情聴取なのか、
なぜ容疑者の身柄引き渡しに犯罪を起こした側の「好意的配慮」が必要なのか、
なぜ凶器を振りまわして脅した悪質な強盗犯で身柄引き渡しが行われないのか、
これが日本政府がいまだに保全する
日米地位協定の隷従内容である。
憲兵隊が米兵ら2人拘束 北谷町両替店の強盗疑い 沖縄県警は任意で聴取
2020年5月16日 05:30
12日午後、沖縄県北谷町北谷の両替店に刃物を持った男2人組が押し入り、現金約690万円相当が奪われた強盗事件で、沖縄署と県警捜査第1課は15日、米憲兵隊が身柄を確保した米陸軍兵と、軍属の任意による事情聴取などを行った。県警は2人の認否を明らかにしていない。関係者によると、2人の男は米軍施設内で監視下に置かれており国外へ逃亡する恐れはないという。
米空軍嘉手納基地は2人について「嘉手納基地内に居住、勤務し、地位協定上の身分にある。沖縄署が中心となって捜査をしており、地元当局の捜査に協力している」との声明を発表した。
米軍憲兵隊がすでに2人の身柄を確保している。日米地位協定第17条は、米軍関係者の容疑者の身柄が米側にある場合、起訴されるまでその身柄は米側が拘禁すると定めている。日米合同委員会合意で殺人と強姦(ごうかん)など凶悪犯罪の場合は、起訴前の身柄引き渡しに米側が「好意的な配慮を払う」とされた。
今回の事件は強盗容疑のため、好意的考慮の対象にはならないとみられる。県警は米軍の協力を得て、2人の取り調べを任意で行い、立件、送致するとみられる。
沖縄が日本に復帰した5月15日に米兵などの関与が明らかになったことについて、玉城デニー知事は「県民が多大な労苦を経て勝ち取った人権と平和につながる復帰運動を、ないがしろにする行為だ」と厳しく批判した。
Yナンバー車両で強盗
賢いな、バレバレじゃねーかよ (笑)
事件は12日午後3時55分ごろ、北谷町北谷の両替所で発生。両替所のカウンター内に男2人が押し入り、従業員を刃物で脅し、日本円とドルの札束をわしづかみにして立ち去った。
沖縄署は周辺の防犯カメラ解析を進め、米軍の協力を得ながら2人が乗車したYナンバー車を特定。ナンバープレートなどを手掛かりに米軍が絞りこみ、比較的早い段階で身元を特定していたとみられる。
軍警に捜索差し押さえを委託
県警は16日、米軍捜査機関に居住先などに対する捜索差し押さえを嘱託し、嘉手納基地内の陸軍兵と軍属の居住先などを家宅捜索した。米軍が押収した証拠品は県警に提出され、県警が解析などを行う。また、15日に米軍からの捜査協力で提出を受けた車両が犯行後の逃走で用いられたことも判明した。県警は防犯カメラ映像などを解析し、基地内への逃走経路などを確認している。
米軍の価値基準からすると「強盗」は「凶悪犯罪」ではないらしい
米軍憲兵隊の家宅捜索で嘉手納基地内の容疑者2人の自宅から盗んだ現金が見つかり、憲兵隊が押収していることが16日、捜査関係者への取材で分かった。盗んだ金の一部は既に使われたとみられる。・・・中略
ただ、米軍の判断で「凶悪犯罪」と認められた場合、起訴前に日本側に身柄を引き渡す例外もある。今回の強盗事件は該当しないとみられ、容疑者の身柄が日本側に移るのは起訴後になる見通し。
嘉手納町は面積の82パーセントが今も米軍基地に奪われ、人々は周囲の市街地は12%の土地に慢性的な渋滞の中、ひしめき合うように暮らしている一方、嘉手納基地内は、まるでアメリカ郊外にある高級住宅街のような豊かで広大なまちが広がっている。そんなところに暮らしている米兵が、なぜ基地の外に出て強盗をはたらくのだろうか。在日米軍の司令官は県民にステートメントを出すべきだ。
嘉手納基地と沖縄市の境界線
事件の今後の経緯も記録していきます。
沖縄タイムス 2020/5/16 朝刊
6月1日、やっと起訴され名前が明らかに
沖縄県北谷町の外貨両替店で5月、米兵らが現金約700万円を奪って逃走した事件で、那覇地検は1日、米陸軍1等兵ディミトリアス・モートン・ジュニア(21)、空軍軍属ハッサン・スミス(34)両容疑者を強盗と建造物侵入の罪で起訴した。地検は両容疑者の認否を明らかにしていない。
起訴状によると、両容疑者は5月12日午後、北谷町の両替店に押し入り、刃物のようなもので従業員を脅迫。日本円約210万円と約4万6600米ドル(約500万円)を奪ったとされる。