在沖海兵隊の性犯罪 - 2015年から沖縄で海兵隊員68人が性犯罪で禁錮刑、このうち約7割の49人が子どもを対象にしていた
フェンスだけで囲われただけの「良き隣人」の中に、
次から次へと「子どもを狙った性犯罪」で裁かれた隣人たちがいたことを、
今日、沖縄タイムスが伝えている。
在日米軍を支持する人々は、米軍絡みの事件が発生するたびに、
沖縄県警の犯罪統計を持ち出して、
「沖縄県民の方が飲酒運転多いですよね⁉︎」とか、
「沖縄県民が起こす性犯罪が多いですよね⁉︎」などと言い始める。
だが、沖縄県警の統計は、あくまでも米軍基地「外」で発生したものに限る。
米軍基地「内」で発生した事件事故の統計は、
米軍が自ら事故率、犯罪率などを公表しない限り、
永久にわからない。
米軍基地「内」と「外」の両方で発生した事件事故の統計が必要ではないだろうか?
日本政府は、在日米軍基地内で発生した事件事故を調べあげ、基地の外で発生した在日米軍による事件事故の統計とあわせて、完全な形での事故や犯罪の統計を出すべきである。
日本政府ができないならば、沖縄県がやるべきだ。
ここに恐ろしい在沖米軍基地の性犯罪の実態がある。
2018年3月17日
【ジョン・ミッチェル特約通信員】在沖米海兵隊の軍法会議が昨年12月と今年1月の2カ月だけで、新たに海兵隊員4人に性犯罪の有罪判決を言い渡していたことが分かった。全員が子どもを標的にしており、性的虐待や児童ポルノ所持の事実が認定された。本紙が軍法会議資料を入手した。
4人は禁錮15~30カ月となり、不名誉除隊または非行による除隊の処分を受けた。ただ、全員が司法取引で減刑されており、第3海兵師団本部所属の上等兵の場合は、禁錮10年が30カ月に短縮された。
2015年1月以降、沖縄では今回の4人を含め海兵隊員68人が性犯罪で禁錮刑を受けている。このうち約7割に当たる49人が立場の弱い子どもを対象にしていた。
米軍は性的暴行を単なる暴行事件として処理するなど、性犯罪への対応が甘い傾向が指摘されている。在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官も昨年、部下のセクハラを把握しながら上層部や司法当局に通報しなかったとして処分を受けている。
性犯罪8割が子ども標的 沖縄米海兵隊27人除隊 2016年軍法会議
2017年12月5日
【ジョン・ミッチェル特約通信員】在沖縄米軍の軍法会議で2016年、海兵隊員27人が性犯罪によって除隊となり、このうち約8割に当たる21人が子どもを標的にしていたことが、本紙が入手した軍法会議資料で分かった。これとは別に情報公開請求で入手した米海軍捜査局(NCIS)の捜査報告書によると、加害者の中には治安を維持すべき憲兵隊員まで含まれていた。
憲兵隊員の男はキャンプ瑞慶覧所属。16年3月、軍法会議で子どもに対する性的暴行未遂と公然わいせつの罪を認め、軍刑務所で4年の服役と不名誉除隊の判決を受けた。
5月には、海兵隊員の男が子ども2人に対する性的暴行容疑でNCISの捜査を受けた。2人がキャンプ瑞慶覧内にある海軍病院の救急外来で手当てを受け、発覚した。
男の携帯電話には容疑に関する写真が残されていたにもかかわらず、単なる不貞行為として罰された。その結果、不名誉除隊より軽い非名誉除隊になった。
また、軍法会議資料によると在沖米海兵隊司令部勤務の隊員が動物との性行為などによって投獄された。16年の海兵隊全体で見ても唯一のケースだった。
U.S. Marine Corps Sexual Violence on Okinawa
The Asia-Pacific Journal: Japan Focus
Jon Mitchell
February 1, 2018
Volume 16 | Issue 3 | Number 4