米海兵隊 UH-1Y 米軍ヘリか !? 久米島の民間空港に緊急着陸 - 繰り返される米軍ヘリ緊急着陸の背景とは?

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まただ !

 

海兵隊所属と思われる UH-1Y ヴェノムが緊急着陸

 

(「と思われる」、というのは、いつものように、在日米軍側から何らの説明も報告もないからである。)

 

何の連絡もなく久米島の民間空港に緊急着陸

 

そして、また何の事情説明もなく離陸。

 

民間機の琉球エアーコミューター879便は離陸を見合わせた。

 

沖縄防衛局からはまだ何も情報は出ていない。

 

 【速報】久米島空港に米軍ヘリ着陸 機体に「UH‐1Y」 | 沖縄タイムス

久米島久米島町役場に入った連絡によると、5日午後3時45分ごろ、久米島町久米島空港に米軍ヘリが着陸したという。町によると事前連絡はなく、滑走路脇の草地に降りたという。機体には「UH‐1Y」の文字があるという。
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 那覇署によると、墜落や不時着、炎上などといったものではなく、人的被害の情報は入っていない。

 

 沖縄防衛局も着陸を把握しているが、所属や機種については確認中。

 

 15時45分那覇発、16時20分久米島到着予定だった琉球エアーコミューター879便は、久米島空港の滑走路使用に支障があるとして離陸を見合わせた。

 

 久米島町によると、久米島空港に着陸した米軍ヘリは5日午後5時12分ごろ離陸した。

 

UH-1 の緊急着陸

今年だけでも、

4月18日、熊本

 

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1月6日、伊計島緊急着陸。離陸できないほどの状態で、解体して搬送された。

 

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繰り返される米軍ヘリ緊急着陸の背景にはなにがあるのか。

 

在沖海兵隊は、① 整備不良も慢性化した中で、AH-1 バイパーヘリコプターと UH-1 ヴェノムヘリコプターをペアにして➁ 沖縄の海で実弾を使った地上攻撃訓練を行っている。

 

その証拠を自ら動画配信している米海兵隊

AH-1ZバイパーヘリコプターとUH-1Yヴェノムヘリコプターによる実弾射撃訓練のようす。

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そうして、両方のヘリ (AH-1 と UH-1) が、頻繁に緊急着陸を繰り返す状態になっている。

 

他人事ではない。いつ重大事故が起きてもおかしくない状態だ。普天間の基地を、たかだか空で数分の距離しか離れていない辺野古に移そうと、何の「負担軽減」になる? 

 

一体、何の問題が「解決」される?

 

緊急着陸してもなんの事情説明もなく知らんぷり。なんの説明責任もはたさず、同じことが繰り返される。

 

翁長知事は声をあげ続けた。

しかし、今ここで米軍追従型の知事を選べばどうなるか、その沖縄の明日が、今、問われている。

 

 

緊急着陸した米軍攻撃ヘリは汎用ヘリとペアで地上攻撃訓練を行っている - FNN.jpプライムオンライン

2018年1月25日 木曜 午前0:00

 

● またも米海兵隊ヘリが緊急着陸沖縄県内では今月だけで同様のトラブルが3件も発生している

 

● 緊急着陸したAH-1Z攻撃ヘリは、UH-1Y汎用ヘリとペアを組み、地上攻撃の訓練を主に行っている

 

● 人員輸送が主任務のUH-1Yヘリまで、ロケット弾や対戦車ミサイルを搭載し武装するのは、半島情勢にらみか

 

23日夜、アメリ海兵隊のAH-1Zバイパー攻撃ヘリコプター(タイトル写真:上)が沖縄県渡名喜村渡名喜島の村営ヘリポート緊急着陸した。

アメリカ軍は訓練中、油圧系統に不具合が生じたとの説明をしている。

沖縄県内では今月だけで、同様のトラブルが3件発生していて、翁長知事は「管理・監督がまったくできていない」と反発。小野寺防衛相はアメリカ軍側に、同型機の全機総点検とその期間の飛行停止を申し入れた。ビデオジャーナリストの久場悟氏によると、今回は、AH-1Z攻撃ヘリ2機による訓練で、その内の1機が緊急着陸したということだが、このところ沖縄のアメリ海兵隊は、AH-1Z攻撃ヘリとUH-1Y汎用ヘリ(タイトル写真:下)がペアを組んで、地上攻撃の訓練を行っているそうだ。

特に、攻撃ヘリだけではなく、兵員輸送用のUH-1Yヘリまで、ロケット弾やヘルファイア対戦車ミサイル武装するようになったのを、ここ1~2年で見かけるようになったとのこと。(参照:下画像)

 

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youtu.be

 

2018年4月18日午後1時17分ごろ、熊本空港(熊本県益城町)に米軍のヘリコプター2機が着陸した。けが人はいない。熊本空港事務所によると、民間機の運航に影響はなかった。米軍は防衛省などに事故を避けるための「予防着陸だった」と説明しているという。防衛省などによると、着陸したのは米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)所属の海兵隊の多用途ヘリ「UH1Y」と、攻撃ヘリ「AH1Z」の計2機。熊本空港は滑走路を陸上自衛隊高遊原分屯地と共用しており、2機は分屯地内に駐機。午後4時過ぎには、UH1の周囲に米軍関係者ら10人ほどが集まり、内部を確認している様子が見られた。

 

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UH-1Y、普天間基地には2012年5月末から配備。

 

<社説>海兵隊不正確報告 航空機飛ばす資格ない - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

2018年8月26日 06:01

 米海兵隊の飛行隊が任務遂行に必要な整備ができているかなど、軍用機の「即応性」に関して不正確な報告をしていたとする調査結果を米国防総省の監察官がまとめた。9割の飛行隊長が機体の現状を正しく報告していなかったという驚くべき結果だ。

 調査はFA18戦闘攻撃機とCH53E大型輸送ヘリコプターを運用する10飛行隊を対象に実施した。調査対象には在日米軍基地所属の飛行隊は含まれていない。しかし普天間飛行場にはCH53Eヘリが2014年時点で8機配備されており、調査結果は人ごとでは済まされない。
 各飛行隊の隊長は上級部隊に対し、一定期間内に運用機の即応性について報告することが義務付けられている。しかし5割の飛行隊は任務遂行可能な機体数を水増ししていたほか、4割は機体の装備が十分なのかについて正しく報告していなかった。
 こうした不正確な報告について監察官は「任務をリスクにさらす可能性がある」と指摘している。この結果を裏付けるように、県内では近年、CH53Eヘリの事故が相次いで発生している。
 昨年10月には東村高江で不時着・炎上する事故を起こした。12月には緑ヶ丘保育園の屋根から同機の部品が見つかり、普天間第二小学校の運動場に重さ7・7キロの窓を落下させた。6月には久米島空港緊急着陸し、1、2月には着陸装置が故障している。
 今年に入っても同機の事故は相次いでいる。3月には普天間所属機が被害総額200万ドル以上の重大な「クラスA」に分類される事故を起こしていた。しかし事故の詳細は明らかにされていない。
 4月には米カリフォルニア州で墜落し、乗員4人が死亡した。アフリカ東部のジブチでは着陸の際に機体を損傷する事故も起きている。
 なぜこれほどまでに事故が頻発しているのか。同機は1981年に海兵隊で導入されたが、飛行時間の増加やアフガニスタンなど戦地での任務に伴う老朽化、部品の枯渇などが生じている。後継機の開発が遅れているので、機種交代もできない。
 このため同機は海兵隊航空機の中で、整備と即応性で最も深刻な環境下にあると指摘されている。米メディアの中には、同機で飛行可能な機体はわずか37%と報じているところもある。
 任務遂行不能な機体を無理やり運用させているとしか思えない。だからこそ、隊長が任務遂行可能な機体数を水増ししたり、機体の装備が十分なのかについて正しく報告していないのだ。
 つまり退役すべき欠陥ヘリが沖縄上空を飛んでいる可能性が高い。地上で暮らす県民はたまったものではない。これ以上CH53Eヘリを沖縄で飛ばすことは許されない。危険な垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを含め、海兵隊に航空機を飛ばす資格はない。