オスプレイ配備で揺れる佐賀県、高速道路で米海軍兵が基準値6倍のありえない「飲酒運転」で車2台巻き込む玉突き事故 ← しっかり報道されてますか !?

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検索してもあまり詳しい記事が出てきませんが・・・

 

本土の皆さん !

 

こんなニュースが、写真もなく、容疑者の名前もなく、所属基地の名前もなく、地味ぃーに流れてましたが、大丈夫ですか。

 

西九州自動車道で玉突き事故 酒気帯び運転容疑で米兵逮捕 佐賀県警高速隊

(佐賀新聞)Yahoo!ニュース9/3(火) 10:24配信

 

 佐賀県警高速隊は2日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、住所不詳、米海軍兵(36)を現行犯逮捕した。

 

 逮捕容疑は2日午後4時50分ごろ、武雄市東川登町袴野の西九州自動車道上り線で、酒気を帯びた状態で軽乗用車を運転した疑い。

 

 高速隊によると、容疑者は武雄南インターチェンジ手前で乗用車に追突計3台が絡む玉突き事故を起こした。隊員が調べたところ、呼気1リットル中0・89ミリグラムのアルコールが検出された。けが人はなかった。

 

恐ろしい事故であると同時に、

非常に奇怪、奇妙な記事といわざるをえません。

 

まず 0.89 mg のアルコールとか、よく知らない一般人には少ない飲酒量にしか思えないではありませんか。

 

(1) 0.89mg 検出でも「酒気を帯びた運転」なのか !?

 

記事中、「酒気を帯びた状態」とあるが、これは実際には目を疑うほどの数値である。「呼気1リットル中0・89ミリグラムのアルコール」といえば、まずこれは通常の「酒気帯び運転」ではありえないだろう。

 

アルコールの影響により正常な運転ができない「酒酔い運転」の状態、すなわち即「免停」レベルの、ありえない高い検出量で、しかも正常な運転ができるわけもなく、実際に二台を巻き込む追突事故をやらかしている、それでも「酒気を帯びた状態」というのかね !?

 

基準はこちらからご覧ください。アメリカでは日本より飲酒運転の罰則は厳しいが。

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飲酒運転を禁じる法律|人とお酒のイイ関係|アサヒビール

 

(2) 0.89mg は、通常は「基準値6倍」と報道されるが !?

 

さて、この信じられない米兵 0.89mg という値であるが、どのような飲酒量なのか、この大きく報道されたアイドルの飲酒運転記事を見てみよう。

 

<捜査関係者への取材で、吉澤容疑者の呼気からは、酒気帯び運転の基準値の約4倍となる1リットルあたり0.58ミリグラムのアルコールが検出されていたことが新たに分かった。>

「1リットルあたり0.58ミリグラム」という数字が事実なら、これこそ驚くべきことです。

 一般に、呼気中のアルコールが0.50ミリグラムを超えると、普通ならふらふらになり、足元もおぼつかなくなるものです。

 1999年、東名高速で2人の幼い我が子の命を飲酒トラックによる追突炎上事故で失った母親の井上郁美さんは、7日夜、自身のフェイスブックにこう記していました。

基準値の4倍(つまり呼吸1リットルあたり0.15mgの4倍、0.60mg)のアルコールが検出されたということは、我が家が1999年に遭遇した東名高速での事故の加害者(0.63mg)とほぼ同じ。ベロンベロンに酔っ払っていて、およそ正常な運転ができるような状態ではなかったトラック運転手と同じぐらいの濃度が検出されたわけです』

 警察庁の調べでは、飲酒運転による死亡事故率は、飲酒なしの事故の8.4倍にのぼるそうです。飲酒がいかに正常な運転を妨げるかがよくわかります。

飲酒・ひき逃げで逮捕の吉澤容疑者、基準値4倍のアルコールの怖さ(柳原三佳) Yahoo!ニュース 2018/9/8(土) 8:43

 

ところが、この佐世保基地の米兵は、東名高速のベロンベロンの酔っ払い運転加害者 (0.63mg) のアルコール検出量を、遥かに超える 0.89mg だ。

 

これほどの深酒で、佐世保の米兵が、日本の高速道路を走り、二台の玉突き事故をおこした。これは佐賀県ではこれほど小さな記事なんだろうか。基準値6倍など、ほとんど正気の沙汰ではない。

 

(3) 基準値6倍で高速で二台の玉突き事故、なぜ大きく報道されない !?

 

これほど常識外れの事故をおこしておいて、普通ならこれほどの報道で済みますかね。

 

容疑者が米兵で、場所か佐賀県だから、だから小さな枠の、容疑者と所属も無名の、小さな報道で終わったのではないですか、これは。

 

(4) 佐賀県だから、米兵だから、この時期だから !?

 

佐賀県と言えば、オスプレイ配備問題で、政府はなんとか地元の承認を得ようと必死である。

 

ちょうど、この飲酒事故から二日前の佐賀新聞記事を見てみよう

 

防衛省、オスプレイ佐賀配備に30億円 初めて実施設計、造成費

佐賀新聞LiVE

8月31日

 

 佐賀空港への自衛隊オスプレイ配備計画を巡り、防衛省は30日、佐賀空港西側の駐屯地施設の整備費30億円を2020年度予算概算要求に盛り込んだ。今回初めて実施設計費として予算要求する。19年度予算では用地取得費、調査費として25億円を計上し、現時点で未執行になっている。今回の概算要求では、用地取得後を見据えた経費として実施設計と用地造成費を計上した。駐屯地の主要施設として隊庁舎、整備工場、弾薬庫、格納庫、駐機場などを挙げている。

 

 佐賀配備は地元漁協の了解が得られておらず防衛省は20年3月から木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備をする方針を示している。木更津配備は地元の了解を得られておらず木更津関連の概算要求は見送った防衛省は「関連経費は大きくなく、地元了解後に対応できるため」としている。

 

 既に納入済みのオスプレイ5機は米国の海兵隊基地に留め置き、パイロットが操縦訓練をしている。防衛省は2019年度末に木更津駐屯地に配備したい考え。隊員は来年5月まで米国に滞在するため、滞在費など1億円を概算要求した。

 

 佐賀配備の予算を巡っては17年度30億円を計上したが、執行せずに繰り越した。18年度は概算要求に14億円を盛り込み、実際に予算化されたのは環境調査費3千万円だった。

 

 地元漁協の反発がある中で予算を要求したことについて防衛計画課は「配備は公害防止協定を改定してもらうことが前提。地元の理解を得た際、速やかに着手するための対応」と説明している。

 

配備する場所もないまま、国民の合意もなく、屑鉄オスプレイを購入した日本政府。

 

それで、買うには買ったが、置き場所も使い場所もない。仕方なく米軍さまにお頼みで、今のところ五機をアメリカ国内で動かしている。その滞在費だけで年間一億円の余分の予算がかかるという。ぼったくりの上にぼったくりだ。

 

なぜそもそも置き場所もない買い物を買うのか。これが個人ならば即時にカウンセリング治療を受けた方がいいだろう。

 

しかも、地元漁協の反発があるなかで、それでも地元を無視して30億予算を計上。「地元の理解を得られれば速やかに着手」という、

 

ぐだぐだのやり方で佐賀にオスプレイを押し付けようとしている、この最中に、こんな事件だ。

 

となりの長崎のテレビ局でより詳しい記事が。やはり佐世保の米海軍基地である。しかし、アルコール検出量は書かれておらず、「酒気帯び」と報道されている。

 

高速道路の料金所で追突事故…米海軍佐世保基地の兵士を酒気帯び運転で逮捕

2019年9月3日 12:30

 

酒を飲んで車を運転し西九州自動車道の料金所ちかくで追突事故を起こしたとして、アメリ海軍佐世保基地の兵士が2日逮捕されました。

 

酒気帯び運転で逮捕されたのは、アメリカ海軍佐世保基地所属の兵士ミラー・ジョナサン・ロイ容疑者(36)です。

 

警察によりますと、ロイ容疑者は2日午後5時ごろ佐賀県武雄市西九州自動車道を軽乗用車に乗って走行中、武雄南インターチェンジの料金所の手前約100メートルの場所で、停車していた車2台を巻き込む玉突き事故を起こしました。

 

警察が調べたところ、ロイ容疑者から基準を超えるアルコールが検出されたため、酒気帯び運転の現行犯で逮捕しました。ケガ人はいませんでした。

 

ロイ容疑者は「飲酒運転をしたことは間違いない」と容疑を認めていて、警察が酒を飲んで運転した経緯などを調べています。アメリカ海軍佐世保基地は「捜査に全面的に協力している」とコメントしています。

 

(5) 岩国基地では米軍飲酒運転は既に公表されなくなっている

 

海兵隊基地が増設されている山口県の岩国市では、もうすでに米兵の悪質な事件がほとんど公表されることもなく、起訴どころか、逮捕されることもなくなっている。

 

6月2日の隠ぺいされた事件、市民が声を上げて公になったが・・・。

 

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山口県では、米兵が

① 他人の車を盗み、

➁ 市街地を飲酒運転し、

➂ 車二台の衝突事故をおこしても、

 

それは「任意捜査」で逮捕もされず、事件すら公表されずに済む、なんとその驚くべき理由は、山口県警の柴山本部長によれば「容疑者を逮捕するためには逃亡や証拠隠滅のおそれがある場合に証拠に基づいて逮捕する。容疑者が日本人でもアメリカの軍人でも何ら変わりはない」ということらしい。

 

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なんと、山口県では、米軍にソンタクするため、日本人が、車を盗み飲酒運転したあげく二台の車に追突させても、米兵の対応と変わらず、逮捕もされない非公開の任意捜査でよいということなのか。

 

さらに笑いごとでないのは、同じ六月、トランプ来日の厳戒態勢の新宿で起こった米海兵隊員による新宿通り魔6件連続事件である。

 

トランプ来日時の、米海兵隊員による連続殺傷通り魔事件、ほとんど報道されることがなかった。

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ospreyfuanclub.hatenadiary.com

 

(6) メディアはしっかり時代を伝えよ

 

いい取材をして記事を書いても、デスクが抑え込んでくると言われる昨今の新聞事情だが、

 

今の日本に必要なのは、メディアを健全な状態に支えるための市民の応援とメディア人の矜持であろう。

 

佐賀県の皆さん、しっかり地元メディアを応援しないと、簡単に首をすげかえられてしまいますぜ。

 

戦前の歴史を学べば明白だが、メディアが軍関係の事件に「配慮」し始めたら、メディアがもうかなり「聞こえない悲鳴」を上げてるシグナルです。

 

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