自衛隊の死亡事故が多すぎる! 昨年は少なくとも9人亡くなっている。そして今回、二人の死亡が確認された
自衛隊関連の死亡事故が多すぎやしないか。
痛ましく恐ろしいヘリ墜落事故。
二人の自衛官がなくなり、
そして小さな少女が負傷した・・・。
ヘリの墜落で、長女と母親はそれぞれ屋外へ飛び出した。職場にいた川口さんは「大変な事になっている」と母親から電話を受け、「慌てて帰ってきた」。長女は軽傷で病院から戻ったが、ショックで口数が少なく、当時のことはほとんど覚えていない、と話しているという。約2時間後に自衛隊の関係者が謝りに来たが、「許せないですよね」。
2月5日午後4時43分ごろ、佐賀県神埼市で、陸上自衛隊の対戦車ヘリコプター「AH64D(愛称:アパッチ・ロングボウ)」1機が住宅に墜落し、炎上した。
「Google Earth」で現場を確認すると、周囲には田畑が広がっているのがわかる。近くには、市立千代田中部小学校や大立寺幼稚園など子どもが通う施設が点在している。
しかし、住宅地を避け、人気がない場所に不時着することができなかったとみられる。
そして、
軍隊関連の事故に関して、日本語の新しい地平がどんどんと切り開かれているのには、
驚かされる。
墜落を「不時着水」やら、
緊急着陸を「予防着陸」やら、
予防着陸というのは、火災や装置の不具合など明らかな機体の異常はみられないものの、警告ランプなどが点灯した時に、その後に起こるかも知れない異常事態を「予防」するために、すみやかに着陸して、機体やエンジンなどに不具合がないか確認を行うという、一連の安全手順のことを意味します。
— 在日米海軍司令部 (@CNFJ) 2011年2月10日
いや、これを緊急着陸と呼ぶんだよ。
そして、
また、どうやら新しい日本語の扉が開かれたようだ。
「着陸炎上」
着陸したのに、炎上とは。
こういうのを撞着語法という。
各地で自衛隊機の事故が相次いでいる。昨年5月には、北海道の山中で陸自の連絡偵察機が墜落し、乗員4人が死亡。8月には青森県沖で海自ヘリが墜落して乗員3人が死亡・行方不明、10月にも静岡県浜松市沖で夜間訓練中の空自ヘリが墜落し、乗員4人が死亡・行方不明になった。
近年の自衛隊機の事故
2005年4月 新潟県の御神楽岳で空自の救難捜索機が墜落。乗員4人死亡
07年3月 鹿児島県の徳之島の山中に陸自ヘリが墜落。乗員4人が死亡
12年4月 青森県の陸奥湾で海自ヘリが護衛艦に接触して墜落。機長が死亡
15年2月 宮崎県えびの市の山中で海自の訓練用ヘリが墜落。乗員3人が死亡
16年4月 鹿児島県の高隈山系で、空自の飛行点検機が墜落。乗員6人が死亡
17年5月 北海道北斗市の山中で陸自の連絡偵察機が墜落。乗員4人が死亡
8月 山口県岩国市の岩国航空基地内で、訓練飛行中の海自ヘリが横転。乗員4人が軽傷
青森県沖の日本海で夜間訓練中の海自のヘリが墜落。乗員2人が死亡、1人が行方不明
10月 浜松市沖で空自のヘリが訓練中に墜落。乗員3人が死亡、1人が行方不明