嘉手納基地の空軍兵が銃を所持したまま脱走、読谷村の民間住宅地周辺で逮捕されるが、防衛局にも自治体にも連絡なし - 県民の安全より米軍基地、「沖縄セメント」に入りびたりの防衛局
嘉手納基地から
ベレッタを所持したままの脱走兵が、リゾートホテルが並ぶ残波岬、読谷村宇座の住宅地周辺で逮捕された。
脱走兵が所持していたベレッタ・モデル92。イタリアのベレッタ社が設計した自動拳銃 (semi-automatic guns) 。アメリカ軍はM9の名称で公式採用し幅広く利用されている。
大ごとだが、
本土のメディアはこのニュースの本質をちゃんと報道する気はあるのだろうか。
米軍は、またも、沖縄タイムスが7日に問い合わせるまで、沖縄防衛局にも周辺自治体にもいっさい伝えていなかった。
そんななか、
当の防衛局が何をしていたかと言うと、
そんな米軍のために、せっせと立ち回り、
沖縄県が厳しくその違法性を指摘し作業を一時停止要請しているのに
それでも、
信じられない横暴さで作業をすぐに再開した。
一民間企業の敷地内で展開されているとはとても思えないことが続いている。
連日、何十人もの防衛局員と、何十人もの機動隊員が、一民間企業である「琉球セメント」の敷地内に入り込み、
県の停止命令を無視し、機動隊に県民を排除せて、そんな異常事態で土砂の積み込みを続行させた。
琉球朝日放送 報道制作部 Qプラス » 辺野古大浦湾に土砂積んだ船到着
その間の出来事だ
銃をもった米兵が脱走、
しかも地域住民に何の連絡もなし。
そうして数日後に事件があったことが伝えられるが、
いったい
こんな事にもろくに対処できない日本が、
日本の何を守るというのだろうか。
すでに国民の主権を米軍に売り渡しているというのに。
銃所持した在沖米兵が一時脱走、民間地で逮捕 日本側に連絡なし | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
米軍嘉手納基地所属の空軍兵の男が基地内から拳銃を所持したまま6日に一時脱走し、米軍が読谷村宇座の民間住宅地周辺で同日中に逮捕していたことが分かった。発砲は確認されていない。
一方、米軍は沖縄タイムスが7日に問い合わせるまで沖縄防衛局に連絡しておらず、周辺自治体にも伝わっていなかった。日米合意は「公共の安全や環境に影響の生じる事案について速やかに地元に通報する」と定めており、抵触する可能性がある。(社会部・山城響、中部報道部・篠原知恵)
日米合意に抵触の可能性
第18航空団などによると、脱走兵は第353特殊作戦部隊に所属。脱走兵が出勤していなかったため捜索したところ、3時間以内に警護部隊が発見し、拘束した。その際、車内のかばんの中に拳銃のベレッタ92Fを所持していたという。拳銃が持ち出された理由は不明。
脱走兵は欠勤中のため公務外の可能性があるが、米側が先に身柄を確保したため、県警は広報していない。
日米地位協定は軍人・軍属の犯罪について、「公務中」であれば第1次裁判権は米側に、「公務外」なら日本側にあるとしている。ただ、公務外でも米側が先に身柄を確保すれば、原則として起訴までは日本側に引き渡されない。
防衛局は7日、県と読谷村のほか、嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会の沖縄市、嘉手納町、北谷町に情報を提供した。米側には再発防止を申し入れた。
県警本部に米側から一報が入ったのは6日午後6時ごろ。3階の刑事部フロアには幹部らが緊急に集まり、情報収集に追われていた。
2014年には、北谷町の米軍キャンプ桑江内で米兵の男が自宅内にライフル銃を持って立てこもる事件が発生。米兵はキャンプ・ハンセンの射撃訓練場で銃弾を盗み、キャンプ瑞慶覧の武器庫では担当者に射撃大会の練習のためとうそをついてライフルを入手。その後、自宅のあるキャンプ桑江まで民間地を移動していた。事件後、戒告と減給という軽い処分で済まされている。
しかも実弾15発も !
拳銃には実弾15発が入っていた 米兵脱走 沖縄県警「公務外」とみて捜査
沖縄県の米軍嘉手納基地所属の空軍兵が基地内から拳銃を持って脱走し、読谷村宇座の集落で米軍に逮捕された事件で、県警が拳銃を所持していた空軍兵を公務外の事件とみて銃刀法違反の容疑を視野に捜査していることが分かった。拳銃には実弾が15発入っていたという。8日、複数の捜査関係者への取材で判明した。県警は発見現場を写真撮影するなど、初期捜査で必要な客観証拠を収集した。空軍兵の身柄は米軍の捜査機関にあるため、県警は今後、米軍に捜査協力を求める方針。(社会部・山城響、豊島鉄博)
公務外なら日本に裁判権日米地位協定では米兵の犯罪が「公務中」であれば第1次裁判権が米側にあるが、「公務外」なら日本側にあると規定。ただ、公務外でも米側が先に逮捕している場合は原則、起訴されるまで日本側への身柄の引き渡しは行われていない。起訴前の引き渡しは殺人などの重大事件に限られている。
県警刑事企画課などによると、事件は6日午後3時35分ごろ、米軍側から「米軍空軍兵1人が行方不明になり、拳銃を所持している疑いがある」と通報を受けて覚知。県警本部や沖縄署などが警戒態勢をしいた。捜索にあたる警察官らは発砲に備え、防弾用の装備品を着用した。
事件を広報しなかった理由
発覚から約2時間後の午後5時45分ごろに憲兵隊が脱走兵を確保し、直後に県警本部に通報。県警が現場に到着したのは午後6時ごろだった。
空軍兵の捜索について米軍は沖縄タイムスが7日に問い合わせるまで沖縄防衛局に連絡しておらず、周辺自治体にも伝わっていなかった。一方、県警は米軍からの情報を広報しなかった理由について「拳銃所持の『疑いがある』との段階で、県民にむやみに不安を与える可能性があり、場所も不明だったため」としている。
読谷村長「週明けにも抗議」
拳銃を所持した米軍嘉手納基地所属の脱走兵が読谷村内で米軍に逮捕されたのを受け、石嶺傳實村長は8日、「またしても、過重な基地負担があるがゆえの事件事故が起き非常に憤っている。村議会とも連携し、週明けにも米軍当局に抗議する」と述べた。再発防止のほか「日米地位協定を抜本的に改定しない限り事件事故は続く」として地位協定の改定も求める考えという。
米兵が市民12人を射殺したロサンゼルス銃乱射事件も彷彿とされる。
ロサンゼルスで起こったことは、また沖縄でも起こりうる。
しかし
この国のやっている事と言えば、
米軍基地の犯罪から県民を守るより
県民の反対から米軍基地を守っているのだ。
しかもそれで米国から感謝されるとでも思ってるのかね。
ospreyfuanclub.hatenadiary.com
ご覧なさい。
トランプは、「事態に迅速に対応し、救助活動にあたった在日米軍に感謝する」とし、
文字通り夜を徹しての大捜索救助活動を行った自衛隊への言及は、いっさいなかった。
いつになれば
日本は学ぶことができるのか。
産経新聞ですらこう書くね。
トランプ氏、海兵隊機事故で「在日米軍に感謝」https://t.co/8K9dbmtKvZ
— 産経ニュース (@Sankei_news) December 7, 2018
→「事態に迅速に対応し、救助活動にあたった在日米軍に感謝する」
→事故に遭った搭乗員について「私の思いと祈りはあなた方と共にある」
→墜落機の搭乗員らの捜索・救助活動を行った自衛隊への言及はなかった
脱走兵が銃「怖い」 現場は有名観光スポット近く 住民ら不安の声 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
2018年12月8日 08:39
銃を持ったまま脱走した空軍兵が身柄を拘束された沖縄県読谷村の残波岬周辺は、観光施設やホテルが立ち並ぶ一帯。米兵の所属する嘉手納基地から直線距離で約9キロの間には住宅地も続く。普段通りの一日を過ごしていた観光業関係者や現場付近の住民の表情には、不安や怒りが入り交じった。
「拳銃を持った米兵がうろついていたなんて恐ろしい」。現場に近いゴルフ場に勤務する玉城幸志さん(53)は言葉を失った。脳裏をよぎったのは、村内で酒に酔った米兵が9月に女子高生と乳児が留守番する家庭に侵入した事件。「基地外に住む米軍関係者が最近増えたと感じるが、こう事件が続くと信じられなくなる」
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先月には沖縄駐留経験のある元海兵隊員が米国で銃乱射事件を起こし、世界中を震撼(しんかん)させた。
観光客を守る立場
現場付近の村儀間の知花辰樹自治会長(44)は「軍事訓練でストレスを抱える米兵が、基地の外で銃を持ち、どんな行動に出るか分からない。なぜ基地周辺の地域にすぐ情報を伝えなかったのか。知らなければ対策もできない」と不信感をあらわにする。同じ6日に発生した渡慶次小周辺の不審者情報は即座に地域で共有された。「この差は何か。すごくショックだ」と語った。
現場周辺は観光客やレンタカーが目立つ。村内ホテルの従業員は「住民を含めお客さまを守らないといけない立場にある。緊急の対応をしなければならず、情報は即座に流してもらわないと困る」と指摘。「米軍は銃器の管理をしっかりし二度と起こさない体制をつくってほしい」と求めた。