嘉手納基地でまた米軍が降下訓練 - 今年3回目

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嘉手納基地:米軍パラシュート降下訓練強行 中止要請無視

毎日新聞

 

 米軍は21日午前、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)でパラシュート降下訓練を実施した。15日に訓練実施を日本側に通告したが、日米両政府は1996年にパラシュート降下訓練は離島の伊江島補助飛行場(伊江村)で実施すると合意しており、日本政府は中止を申し入れていた。米軍の嘉手納基地での降下訓練は今年3回目。県や地元自治体は合意を無視した訓練強行に強く反発している。

 

 米軍は21日午前、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)でパラシュート降下訓練を実施した。15日に訓練実施を日本側に通告したが、日米両政府は1996年にパラシュート降下訓練は離島の伊江島補助飛行場(伊江村)で実施すると合意しており、日本政府は中止を申し入れていた。米軍の嘉手納基地での降下訓練は今年3回目。県や地元自治体は合意を無視した訓練強行に強く反発している 

 

 嘉手納基地上空では21日午前7時半ごろから、2回に分けて計16人の米兵が特殊作戦機MC130から次々と飛び降り、パラシュートで基地内に降りるのが確認された。基地周辺は市街地で、嘉手納町役場屋上で視察した当山宏町長は「住民の声を無視し、日米の約束を一方的にほごにする行為だ。断固抗議する。決して容認できない」と語った。

 

 県によると、本土復帰前の65年にはパラシュート降下演習中にトレーラーが嘉手納町の隣の読谷村の民家近くに落下し、下敷きになった小学5年女児が死亡する事故が発生。72年の復帰後も、パラシュート降下訓練に伴う事故が県内で40件以上起きている。

 パラシュート降下訓練について日米両政府は伊江島で実施すると合意し、嘉手納基地での訓練は「例外的場合に限る」としている。

 米軍は今回、「伊江島で降下訓練に対応する要員が不在のため」などと説明。小野寺五典防衛相は「例外的ということの十分な説明が来ていない」と中止を要請していた。【佐藤敬一】

 

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嘉手納基地で米軍が降下訓練…防衛相「遺憾」

(YOMIURI ONLINE)

 在沖縄米軍は21日午前、沖縄県の嘉手納基地(嘉手納町など)でパラシュート降下訓練を行った。

 訓練は、政府や県、地元自治体が中止を求めていたが、今年3回目の実施となった。

 米軍基地整理・縮小問題に関する1996年の沖縄施設・区域特別行動委員会(SACO)合意では、パラシュート降下訓練は同県・伊江島で行うとされている。小野寺防衛相は同日、防衛省内で記者団に対し、「遺憾に思う。引き続き伊江島での訓練を米側に求めていきたい」と述べた。

 沖縄防衛局などによると、訓練は同日午前7時半頃から始まり、米軍機から16人が2回に分かれて降下した。嘉手納町によると、米軍側は「伊江島の施設が閉鎖状態で使用できないため」などとして、訓練実施を事前に連絡してきたという。米軍は今年4、5月にも嘉手納基地で訓練を実施している。