「殺風景な」嘉手納基地で、またも緊急着陸 - あいつぐ外来機配備で増大する基地負担、F22配備が地元へ通知されたのは到着の2時間45分前だった
また嘉手納だ。
あの公式 SNS で「殺風景な感じが絵になりますね」とツイートした嘉手納基地がさらなる基地公害をひろげている。
先月5日にF35A最新鋭ステルス戦闘機12機が約6カ月間の暫定配備を終えたばかりだが、
再び30日には、F22ステルス戦闘機10機が飛来した。当日まで地元に何の連絡もなく、だ。防衛局によると最終的に14機が暫定配備されるという。
5月30日
午後0時25分、防衛局が県や地元自治体にメールで暫定配備を通知。
午後3時10分、4機が到着。同39分に2機、午後7時11分に4機。
6月1日
午前10時30分、訓練開始。
午前11時23分、一機が嘉手納基地に緊急着陸。
防衛局が地元へ通知したのは、暫定配備の機体が嘉手納に到着する2時間45分前ということになる。
これが米空軍嘉手納基地。基地運営に地元住民への配慮などない。まさに「殺風景」、あたかもアメリカの砂漠に位置する空軍基地かなにかのように、米軍にとって住民の姿はそこには存在しないのだ。
そして、いきなり緊急着陸をおこす。訓練が始まって一時間も経過しないうちに。その間、およそ57分。
嘉手納飛来のF22戦闘機、訓練開始 8機離陸 うち1機緊急着陸
2018年6月1日 12:42
米本国の空軍基地から嘉手納基地に暫定配備されているF22最新鋭ステルス戦闘機8機が1日午前10時半すぎ、相次いで離陸し、嘉手納基地を拠点とする訓練が始まった。
離陸したうちの1機は午前11時20分ごろ、消防車5台が待機する中で緊急着陸。整備担当とみられる米兵が機体下部を確認した後、滑走路からけん引される様子が確認された。このため南側の滑走路が約20分間閉鎖され、残り7機は北側滑走路に11時40分までに着陸した。
暫定配備は計14機が約1カ月の計画で、うち10機が5月30日に飛来。訓練を始めたのはこの中の8機で飛行ルートのチェックなどとみられる。残る4機は1日午前11時40分現在、飛来していない。
嘉手納基地ではF15戦闘機など常駐機による激しい騒音が長年周辺住民を苦しめている。加えて近年は外来機の飛来や訓練が恒常化。F35A戦闘機が5月5日まで半年間暫定配備された際は周辺自治体への苦情は急増した。F22の訓練によって騒音被害が増えることへの懸念が高まっている。
2014年、安倍内閣は内閣改造の目玉として「沖縄基地負担軽減大臣」を「増設」。そしてその大臣にあの「問題ない」スガをすえつけた。そして「粛々と」進められているのが、沖縄の基地負担増大である。
たくみ@ on Twitter: "これって沖縄基地負担増強担当大臣の間違いだよね?"